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現在、日本の多くの企業が新卒採用の時に適性検査を実施しています。
適性検査にはどのような役割があるのでしょうか。

企業にとって採用活動は企業の将来を左右する重大な活動です。
企業の利益や名誉に貢献できる人材を見抜き、採用することが採用活動の目的といえます。

企業は書類選考、面接、論文など、様々な手段で学生を総合的に判断しますが、その中の重要な手段の一つが適性検査です。
書類選考や面接だけで学生を正確に捉えることは不可能であり、また、就職活動中の学生は緊張したり、意気込んだりして本来の姿が発揮できない場合も多々あります。
適性検査には面接や書類選考では測れない、人の潜在的な能力、性格的な特性、そして企業の求める資質を持っているかを測定する役割があります。

また特に志望者の多い大企業などでは、採用試験の前に適性検査を行うことによって、志望者を絞り込むという役割もあります。
これには受検者が企業に出向く必要のないWEBテストや、検査終了時に即結果がメール配信されるテストセンターなどが多く利用されます。

適性検査は統計的な分析や心理学を根拠としており、企業にとって有効な判断材料となります。
採用試験だけでなく人事異動や昇格など、適材適所を把握するという重要な役割も果たしています。

適性検査で測定することのできる能力や性格特性は、20歳前後にはほとんど完成しているもので、将来大きな変化は起こらないとされており、生涯に渡り適合する特性であると考えられています。


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テストセンターという仕組みは、SPI2の普及とともに人材・組織開発会社であるリクルートマネジメントソリューションズ社によって生み出されました。
同社の用意したパソコンを常設した会場で適性検査を受検し、終了と同時に採点され、即時に検査結果のメールが受検者に配信されるというテストセンター方式による検査の仕組みです。
テストセンターとなる会場は全国に設置されています。

この仕組みを利用することにより企業は採用における手間やコストを削減し、また受検者は各々の都合にあわせて適性検査を受検がすることができ、就職活動において有効に時間を使うことができます。
採用に関わる画期的なこの仕組みは、現在多くの企業に受け入れられ実施されています。

このテストセンターでは「適応型」テストを採用しており、これは一問ごとの正誤によって次の問題をコンピューターが選択するテストです。
受検者のレベルに合わせた問題を出題することで効率の良い測定を行うことができます。
また自宅のパソコンで受検するWEBテストでは他人のIDとパスワードで受検が可能なため、本人以外の人間が受検するという不正行為も起こりましたが、このテストセンターの仕組みでは受検者は身分証明書を持参し本人確認を行い、試験管の監視の元で受検するため、不正行為のない適性検査が可能になりました。

実際にこのテストセンターを実施している企業は業績が伸びているというデータもあり、今後も実施する企業が増えると思われます。


新卒採用時に広く実施されている適性検査の一つに「Y-G性格検査」があります。
Y-G性格検査の正式な名称は「矢田部・ギルフォード性格検査」といい、アメリカのJ.P.Guilfordが考案した検査に基づき、矢田部達郎氏らが日本向けに検査項目を研究して作成された「質問紙法」の性格検査です。
「質問紙法」とは検査者が質問を読み上げることによって、受検者に強制的に回答させる方法をいいます。
この方法は各自が質問を読んで回答するより、格段に正確な受検者の性格を引き出すと言われています。

今日ではY-G性格検査は、新卒採用時だけではなく、配置転換や昇格などの人事管理の方法としても活用されています。

検査は日常的にみられる個人の特性を12種類に分類し、その特性ごとに10問ずつ、合計120の質問項目から構成されます。
例えば「人の世話が好きである」という質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3つの選択肢から自分の性格に合うものを選び、回答欄に印刷された○印、△印をなぞって回答します。

質問の回答は数字化され、グラフ化することにより、下の5つのタイプに分類されます。

A.平均型 B.不安定積極型 C.安定消極型 D.安定積極型 E.不安定消極型
これらのタイプに当てはまらない場合には、準型、混合型と判定されることになります。

Y-G性格検査は、簡単に実施できるというメリットの反面、受検者により回答を故意に歪曲されることがあるというデメリットがあります。


現在日本の企業や学校に広く実施されている適性検査の一つにクレペリン検査があげられます。
これは正式には内田クレペリン精神検査と呼ばれるもので、ドイツの精神医学者エミール・クレペリンが発見した作業曲線をもとに、日本の心理学者・内田勇三郎氏が開発した適性検査です。
今日まで50年以上の歴史があり、延べ5000万人の人が受検したといわれており、現在でも年間100万人以上の人が受検しています。

この検査では、本来2つ以上の検査を行うことにより測定していた「人が作業するときの能力」「能力を発揮するときの特徴」を、一つの検査で測定できるのが大きな特徴です。
実際の作業過程から人の潜在的なタスク・パフォーマンスを測定するというユニークな検査であり、シンプルで普遍的な適性検査であるといえます。

検査方法は、受検者が1桁の足し算を1分毎に行を変えながら、5分の休憩をはさんで前半後半各15分、合計30分間行います。
全体の作業量と1分毎の作業量の変化の仕方から、能力や性格、行動特徴を測定していきます。
一般的な適性検査のような問題や設問はなく、受検者は足し算を連続して行うだけです。
判定の考え方は、健康で性格面、適性面ともに偏りの少ない人に現われる曲線を「定型曲線」とし、定型曲線との類似度やズレから性格や適性を測るというものです。

このクレペリン検査は判定方法が広く知られているため、受検者が意図的に作業を調整することも可能であり、検査の有効性に疑問の声があがっています。
また、受検者にとっては同じ思考回転を長時間持続することで相当の負担を感じると言われます。


現在、適性検査は新卒採用には欠かせないステップとして定着していますが、その歴史はどのようなものなのでしょうか。

人材の選抜を目的とした筆記試験は、古くは中国の官吏選抜試験である科挙などがあります。
中でも欧米では20世紀初頭に科学的な手法によって人物を測定する検査が開発されていました。
そのころ日本でも心理学を根底においた職業適性や職業興味を測る検査が開発され、知能検査とともに普及し始めました。
民間企業で実施されるようになったのは、1970年代以降のことです。
時代は学歴偏重主義への批判の高まりやバブルの崩壊などで激変し、企業は生き残るためにより有能な新卒学生を求めました。
そういった企業の需要に応えるため、潜在能力を測る様々な適性検査が開発され、現在に至るまでに内容やサービスが多様化してきました。

現在では適性検査は新卒学生の採用選考での実施が最も多くなっています。

近年ではWEB上での公募が定着し、応募学生数も増加しました。
選考業務の負荷を軽減するためにも適性検査は有効な手段であり今日まで発展したものと考えられます。

かつては適性検査といえば筆記形式ばかりでしたが、現在ではWEBテストと呼ばれるインターネット上で検査を受ける方法があり大手企業を中心に広く実施されています。
WEBテストは自宅のパソコンで受検するケースと、会場に設置したパソコンで受検するケースがありますが、企業側には効率のよい方法で今後も増えていくものと思われます。


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